こんにちは…

今日も札幌は良いお天気です

今回は『ハイコンテクスト文化』の話をします。
アメリカの文化人類学者エドワード・T・ホールが提唱した識別法です。
ここで使われる『コンテクスト』とは、コミュニケーションの基盤であり、
言語・共通の知識・体験・価値観・ロジック・嗜好性などのこと。
ハイコンテクスト文化とは、コンテクストの共有制が高い文化のことで、
伝える努力やスキルがなくてもお互いに相手の意図を察し合うことで、何となく通じてしまう環境のこと。
とりわけ日本ではコンテクストが主に共有時間や共有体験に基づいて形成される傾向が強く、
「同じ釜の飯を食った」仲間同士ではツーカーで気持ちが通じることになる。
ところがその環境が整なわないと、一転してコミュニケーションが停滞します。
お互いに話の糸口も掴めず、会話も弾まず、相手の言わんとしていることも分からず…

推し量ることもできません。
しかし最近はこういったコミュニケーションが多く見受けられます。
いろんな価値観や情報が溢れるほどあり、与えられたものだけで判断する…と言うより、
自分で考えなくてもネットで調べれば答えがすぐに見つかることも多い。
そこで先日研修で「対決」と「受容」のワークをしました。
価値観や体験が相手と違うことが前提で、お互いの違いを受け入れ納得いくまで話し合う。
そしてみんなで出した結果を、さらにフィードバックする…


自分の言葉で話をしますから、分からないことは分からないと質問できる環境があります。
ラポールも築かれているため、安心して意見を言うこともできます。
要はこれからはハイコンテクスト文化の私たちも、自分の分からないことや言うべきことは、
相手に確認・質問することが重要になります。
「まぁ、いいか…」「たぶんこういう意味だろう…」など、勝手な判断ではなく、
その場で自ら言う、そして聴く姿勢

も大切。
何んとなく諦めてしまっていることって、あなたはありませんか?
それでは又次回お会いしましょう〜

posted by splanet at 11:48
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日記