2015年10月13日

IT経営フォーラム2015 in 札幌(まずは経営の時流を知る 編)

Yでございます。
先日の「IT経営フォーラム2015 in 札幌」のレポートを、引き続き。

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三好商会のレディたち。受付を担当されていました。
ステキなスマイルですね。
Yの「あれください」「これありますか?」にも、にこやかに対応してくださいました。
ありがとうございました!

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資料などとともに、コクヨのデジタルノートとフリクションボールペンをいただきました!

ノートに書いて、スマホで撮ると内容がデータ化できるクラウドなノート。
アプリと連動させたりして、特に多数の人とのコミュニケーションに活用できそう!

フリクションボールペンは「消えるインク」のペンなんですが、
消しゴムで消すのではなく、こう、不思議なチカラで消すのですよ。

 
個人的にはオフィスによくあるエアコンに装着するファンのご案内が気になりました。
これまでに渡り歩いてきた会社の人たちに教えてあげたい!


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開催に先立ち、ご挨拶される三好商会の野家部長。
ITを活用した企業経営のスペシャリストでもあります。

トップバッターは船井総合研究所の斉藤さん。

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さすがの経営コンサルタント集団からお越しになっただけあって、
セミナー運営に関して、さまざまな気配り・目配りがありました。

いただいたレジュメは、基本的にはスライドで流れるものと同じなのですが、
私たちの手元にあるものは、大切な部分が空欄になっています。
説明を聞きつつ、納得しながら記入していくようになってるんですね。

すっごく面白くて、すっごく大切な、今知っておくべきことてんこもりの講演でしたが、
いかんせん、てんこもり過ぎてみなさまにお伝えするにはスペースが足りません……。

テーマは「2015年以降の時流と利益を出すマーケティングの原理原則」とあります。

個人的には、消費税増税の影響で、不必要なものは買わなくなり、
「ワクワク消費」に向かう、つまり、体験や効果を買う消費にシフトする、のと、
専門に特化し、ブランド化していくというのが「おお!」と思いました。

■株式会社船井総合研究所 斉藤 芳宜さんのプロフィールページ


このあとに登壇された3人のみなさんは、この斉藤さんのお話しを踏まえて、
「では、2015年以降『勝ち組』に残るためには、ITとクラウドとモバイルをどう活用すべきか」
ということについて、実践的なお話しをしていきます。

つづきまーす。



※企業様に対する敬称は省略させていただきましたことを、ご了承ください。
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2015年10月09日

IT経営フォーラム2015 in 札幌(ITと三好商会 編)

まいど! 「中の人」Yです。
最近はときどき「外の人」になります。



さる10月6日(火)、東札幌にあります、札幌コンベンションセンターにて開催された、
「IT経営フォーラム2015 in 札幌」に参加してまいりました!

なぜならば。

弘絵さんがMCを担当されていたからなんですねー。

にん。


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意外なことに、この日が弘絵さんのMCデビュー!

「いやー、ここでしゃべるの緊張するわー」と、ステージの片隅のホワイトボード前で、
弘絵さんはおっしゃいます。

「えー、弘絵さんがですかぁ?」ちょっと意外なY。ね、みなさん?

「うん、このホールで講師したことはあるんだけどさー、MCってやったことないから〜」

……。

何か、こう、面白いものを見ました。
緊張の軸が、こう、間違ってるっていうか、あんまりなくね? とゆー感じがします。


そもそも本来はMCではない弘絵さんが大抜擢を受けたのは!
三好商会の社長と仲良しだったから! という理由。
株式会社三好商会は、インベントの主催をされていらっしゃいます。

■株式会社三好商会

地下鉄東西線「西18丁目」駅に隣接する三好商会のお店は、
Yがまだセーラー服の乙女(恐竜がいた頃)時代によく通ったお店です。

ちょっと品のいい文房具が盛りだくさんのお店は、
今考えると大変ご迷惑をおかけしたと思いますが、
1時間いても、ちっともあきない女子高生のパラダイスでした。
(蛇足ですが、Yはこの近くの★の女子高ではない高校に通ってました。自宅がそばだったのです)

ですから、このお話しをうかがったとき「?」と思ったのです。

あのおしゃれステーショナリーのお店が? クラウドで? IT?

その疑問はイベントの冒頭で、
三好商会のビジネスソリューション部 取締役部長の野家(のいえ)さんのお話しで解決しました。

三好商会といえば、
多くの人がYと同じように「文房具屋さん」というイメージを持っているかと思いますが、
本来は「いつの世も、オフィスの中で必要なものを常に用意する会社」なのだそう。
顧客企業が高いビジネスのパフォーマンスを発揮できるお手伝いをする会社、
ということなんですね。
今の時代、それは「IT」であり「クラウド」だ、というわけです。

全国各地ではすでにこのようなイベントは数多く開催されているけれど、
札幌では、やっと開催できた、という、すごいイベントだったんだそう。
弘絵さんとYは「パソコンは持ってるけどITオンチ」なので、正直ハラハラしましたが、
めっちゃ面白かったです!

……でもITオンチなので、ゆっくりゆっくり、指さし確認をしながら、お伝えしていきますね。


この日の登壇者は、そうそうたる顔ぶれ。
講演テーマも、今すぐ自分の会社で導入してみたいものばかり。

@「2015年以降の時流と利益を出すマーケティングの原則原理」

A「導入事例にみる継続的に利益を上げるCRM活用法」

B「Evernote Businessを利用した新しい働き方」

ソフトバンク株式会社

展示ブースもあって、個別に詳しい説明を聞くことができたこのイベント、
あまりに盛りだくさんなので、続けます!


※企業様に対する敬称は省略させていただきましたことを、ご了承ください。
posted by splanet at 15:29 | Comment(0) | 日記

2015年10月06日

実りの秋。

天高く、Y肥ゆる秋……。

みなさま、いかがお過ごしですか?

Yはもう、肥えて、肥えて、
腹の肉がバブル経済みたいなことになっております。
不健全な肉を断捨離し、ぜひともスリム化したいものです。
身体のメンテナンスとして月に1度、鍼灸院に通っているのですが、
先生からは「食い過ぎ!」と注意を受けております。

蒸しがきを合計10コたいらげたオータムフェストも終わり、
年末まではイベントも落ち着きそうですが、
ふと見ると、栗スイーツの誘惑が……。

実りの秋、罪な秋。


実りの秋のひとつ、梨。

乾燥から身を守り、喉痛や秋口の風邪予防にもなるんですって。
先ほど、エレベータで一緒だった、
マスクが痛々しい男性に教えてあげたかったのですが、
勇気が出なかったので、ここに記します(笑)。

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また、柿は、なんと! 二日酔いに効果があるんですって!

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「うこん」と同じように、飲む前に1〜2個食べておくと悪酔いしないそうです。
車酔い防止にもなるそうですよ!

実りの秋は、ありがたいなあ。
旬のものをいただいて、身体を健やかに保とう、と誓うYなのですが……。

「Yさん! 身体にいいものをバカ食いしてはダメですよ! 適量!」

ああ、鍼灸の先生の声が聞こえてきそうです。

みなさま、寒くなってきました。
やせ我慢に一利なし。

寒いときには、温めて。眠くなったら、おやすみなさい、ですよ。
くれぐれも、ご自愛くださいね。
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2015年10月02日

あの日の「ラジオ深夜便」。

NHK-FMの「ラジオ深夜便」という番組、ご存じですか?

■ラジオ深夜便

文字通り23:00過ぎから明け方の05:00まで放送されている番組です。

最近は規則正しい生活を送っているので、なかなかチャンスに恵まれませんが、
ある時期、この番組を聴くともなしに聴いていたことを、
先日の「女優活動(江別ハイヤー様マナー研修実車テスト)」で思い出しました。


10年以上前、世代的にそろそろ「若手リーダー」のような立場になり、
業界的にも深夜残業や25時間勤務が当たり前(ホントはダメなんですよ)で、
「自分をどこまで追い込めるか」みたいなチャレンジをするはめになってしまった頃。

終電を過ぎる勤務にはタクシーチケットが支給されていて、
よく利用していました。

役職こそないけれど、ある種の「とりまとめ係」のような業務だったので、
終電の頃に私より若い子や上司を帰し、
私が帰宅のため会社を出るのは27:00前後。

一応、熱心に仕事はこなしていましたが、
「ほんとうにやりたいこと」ではなかったことや、
年齢的に結婚や出産を考えなくてはならなかったこと、
でもクリスマスにも深夜残業を行わなくてはならないような業界に身をおいて、
恋愛するゆとりは、まずなかったこと。
そもそも業務が肉体的にハード過ぎて、
「私はこのまま死んでしまって、過労死の認定を受ける受けないでマスコミの話題にのぼるのかな」
みたいなことを、ぼんやり考えている日々でした。

思いつめる、苦しい日々、というのとも、また違うのです。

協力してくれるチームメイトも多くいましたし、
トラブルの発生時に、対処する自分の能力を試すような興奮もありました。
「残業食」を選ぶ楽しみ、「待機時間」をどう過ごすか、というワクワク。
ささやかな楽しみと、「おおげさではなく、命の危険がある」状態。


ある日、いつものようにタクシーを呼び、乗り込みました。
03:00を少し回っていたと思います。

へとへとでした。
へとへと過ぎて、へとへとを自覚したら最後、というようなコンディションでした。
何食わぬ顔で乗り込み、自宅の住所を告げ、シートに沈み込みました。

多くのタクシーの運転手さんは、「いやー、大変ですね、忙しいの?」などと、
気さくに話しかけてくれます。
私が女性だからかもしれません。
女性はしゃべってストレスを解消する生き物、というのが常識だから。
でも個人的には、こちらから話しかけない限り、私はそっとしておいてほしいタイプ。

なので、その日のことはよく覚えています。

それまで流れていた、にぎやかなAMラジオが、ふっと途切れました。
流れてきたのは「ラジオ深夜便」。

年配アナウンサーの静かで落ち着いた語り口、
読まれる便りのクラシックな言葉づかい、
懐かしい昭和歌謡、古い映画音楽、シャンソン、タンゴ。
運転手さんは少しだけボリュームを上げました。

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心が、言葉にならないようなほぐれかたをしていくのがわかりました。
リアウィンドウから細く、光が差し込んできました。
前方は夜、でも、私の背中から、朝が始まろうとしていました。


それ以来、深夜、タクシーに乗って、そっとしておいてほしいときには、
運転手さんに「NHK-FMを聴きたいのですが」と、お願いするようにしています。

10年以上経った今でも、ときどきはっきりとあの時間を思い出します。

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2015年09月30日

神の計らいに、ゆだねる。

さすらいのお手伝い・流しの事務員、
札幌市在住の無所属おばさん(中身は姫)・Yでございます。

ショックな出来事がありました。

今書いていたブログ記事、一瞬で消えてしまいました……。

こういうこと、みなさんもありませんか?


私は、無所属のおばさんになるまで、
印刷・出版系の会社を渡り歩き、
「クリエイティブ系事務の会社員」を長い間務めておりました。

「デザイナー」や「ライター」や「エディター」ではないので、
パソコンに向かって、膨大な量の入力をするとか、
モリモリな画像データを、ひたすら処理し続ける、とか。
しいて横文字で言うと
「コーディネーション(進行管理業務)ができるオペレーター」ですか。

先日、パワハラでクビになった会社は、
一般的な事務をメインにしている会社。
私はそこでも「ちょっと特殊な事務員さん」として働いていたのですが、
「違うもんだなー」と思ったのが、「保存」。

多くの「クリエイティブ系事務」の人は、
小指で「コントロール(コマンド)」キーを押して、
無意識に「S」キーを押す「クセ」がついています。

文章を職業的に書かれる方もそうかと思います。
保存しても、戻りたければ「戻る」ボタンがありますし、
ショートカットキー慣れしている人は「Z」があるさ♪ という意識でいるはずです。

で、かつての私のように膨大な量の入力とか処理とかをする人、
もっと言えば「何度も痛い目を見ている人」は、
取り返しのつく範囲内で「コントロール+S」キーを押すクセがあります。

でも。

パワハラ会社で一緒に働いていた、
パソコンのインストラクター経験があるお嬢さんを始め、
多くの人が「ぎゃー!!! 消えたー!!!」と叫ぶではありませんか。

「3時間かけて作った資料」とか「4時間かけて書いた文章」とか。
「パソコントラブル?」と思って、話を聞いてみると、
単純に「保存を忘れちゃった(涙)」とのこと。

慣れた人は、おそらく3分に1回程度は無意識に保存しているので、
作業に集中していた、とはいえ、3時間だの4時間だの、保存なしかい、
と「痛い目を見続けてきた」Yは思うのであります。

前述のインストラクターちゃんなどは知識を駆使して、
「自動保存ファイルを掘り出す」などしてリカバリ(回復)を試みていましたが、
毎日そんなにハラハラしてたら、人生がカラフル過ぎるやろ?
と、日々アンチドラマでいたいYは思っていたものです。


そんなYも、ショートカットキーがない、
このブログの作成画面はお手上げです……。

で、タイトルです。

「神の計らいに、ゆだねる」。

英語で言うと「God is in Charge」、だそうです。


「神の計らいに、ゆだねる」。最近お気に入りのフレーズです。
ブログの記事が消えたのも、「神の計らい」ってことにします。

実は、コミュニケーションとフィジカルなことのつながりについて書きたかったのですが、
書いていて難しすぎて、さて、どーしよーと思っていたところだったのです。

消えた瞬間は「死んだ……」と、うなだれましたが、
いっそネタにしたら、記事が復活しました(この記事です)。

一見すると、がっかりしたり、しょんぼりしたりするようなことでも、
不思議と神さまが「大丈夫だよ」と言ってくれるような結果につながることは、
ある、のかな?

この記事、無事でありますように。

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2015年09月28日

江別ハイヤー様マナー講習実車テスト!【闘いすんで、日が暮れて。編】

女優、燃え尽きました……。


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楽屋で死亡。なんちて。
これはフォトグラファーYのオーダーに応える、女優ふたり。
オーダーは「あのー、白目向いてもらっていいですかー?」です。

おふたりは江別ハイヤー様研修の「本番」を終えて、
NLPコーチング講習上級クラスを引き続き受講されるというハードスケジュール。
もちろん弘絵さんもそうなんですが、ホント、お疲れさまでした。


オフィスに戻る車の中で白く燃え尽きた女優たちと大女優、
そしてカメラマン(?)Mさんと、いろいろお話しました。

全員が驚いたのは江別ハイヤーの「3つの約束」のひとつ、
「挨拶+自己紹介」をみなさんがきちんとできていた、ということ。

実は女優側の課題として「挨拶はいらない」と告げる、というのがあったのですが、
全員が「あまりになめらかで、いらないって言えなかった」のです。

この「挨拶+自己紹介」。
特に初級の「ホップ」の研修を行っているドライバーさん、
あるいはお客様の中にも不要、ととらえる人は多くいるのです。

これまでは、いらなかったのです。

ですが、テレビ番組「ガイアの夜明け」の研修でも行われていた通り、
今はスタンダードになりつつあります。

正直なところ、私も「いらない」と思っていたひとり。

ただ、ブログを書いたり、S・PLANETで「お手伝い」をして、
自分で調べてみたりするうちに、この「挨拶+自己紹介」は、
国際的なマナー(プロトコール)だというところにたどり着きます。

自己紹介は「世界標準の、当たり前」なのです。

タクシー会社が「人を運ぶ運輸業」から
「人を運ぶことを礎としたサービス業」に変容している今、
「世界標準の、当たり前」ができない、ということは、いわずもがな、です。

ドアサービスで感じたことでもありますが、
人は、慣れていきます。
そして本質的には、心地よい、上質なものを選ぶようにできています。

選ばれ続ける企業として、努力・進化を続けていく、ということ。
そのストーリーを、ちょっとのぞかせてもらったような気がして、
感動しきりのYなのでした。

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私の「おなかがいたくてのたうちまわる人」の演技にお付き合いいただいた
ドライバーさんのカバンについていたジバニャンと、レジェンド妖怪・ブシニャンです。

 
江別ハイヤーのみなさま、いろいろ勉強させていただきました!
本当に、ありがとうございました!


「北海道が初めてなのに、バリバリ北海道弁のおばあちゃん」とか、
「市立病院が目の前にあるのに、タクシーを呼んだおなかいたい人」とかいった、
女優としての反省は、またの機会に。
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2015年09月26日

江別ハイヤー様マナー講習実車テスト!【ビデオでおさらい編】

そうそう。
女優は3人でしたが、大女優がひとりいました。


 
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瀬川先生です。

ドライバー9人目の方は「残りものには福がある」で、
お客様を大女優・瀬川弘絵と、遅れてきた期待の新星Yが演じます。最強です。
私だってド緊張です。ある種の罰ゲームです。
だって! 全部アドリブなんですからね!

実はこの大女優登場にはわけがありまして、ちょっとしたひっかけ問題だったのです。

9人目の方は研修冒頭の「おさらい」に参加できなかった方。
ひっかけ問題は「金銭授受」。
これまで、解説はしていても、実際の練習をせず、ぶっつけ本番だったのでした。
ただ「おさらい」に参加できなかった、このドライバーさん、
やはり、うま〜く(?)ひっかかってくれました。

金銭授受は、お客様からお金をいただいて、おつりをお渡しする場合、
お札を渡し、小銭を渡し、領収証を渡す、という手順です。
それぞれを別々にお渡しします。

別にきれいに重ねたら、一緒でもいいじゃない? と思いますよね。
ですが、実際に身体を動かしてやってみると、一緒に渡してしまうと、
狭い車内でばらまいてしまうリスクが上がってしまうのです。
お部屋にいて、床にばらまくのと訳が違います。危険なんです。意外と。

大女優、彼の反応をあらかじめ予測してたんですね。
ものっすごく派手に落として、ぶーぶー文句を言うという迫真の演技。
次回のぶるーりぼん賞はいただきです。


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というわけで、研修室に戻って、ひとりひとりの応対チェックです。
瀬川先生から、また、見学していたドライバーさんからのフィードバック。

やはりみなさん、とっさのときの言葉づかいが……。
気をつけていても、ビデオに証拠が残っています。
「話す」は、なんとなく「頭脳労働」みたいに見えますが、実は「肉体労働」なんですね。
うまく、なめらかに使いこなすためには、筋肉をきたえ、訓練が必要なんです。
自分のビデオを、また他の人へのフィードバックを聴きながら、
みなさん頭を抱えてみたり、ため息をついてみたり、興味深そうにうなずいてみたり。

もちろん、ダメ出しばかりではありません。

もしかすると江別ハイヤーのドライバーさん特有なのか、
あるいは今回のステップ研修参加者のみなさんがそういう集まりだったのか、
みなさん、人当りが本当に優しいのです。
単純に「みなさんいい人」というだけではなさそうです。
ここに「江別ハイヤー独自のサービス」の重要な芽があるような気がしました。

それは全員に共通して言えることでした。

また、応対の際の話法について、
言い方を少し変えることで、お客様への思いやりの表現にプラスし、
状況の確認を一緒にできる「言い回し」の発見などもありました。

ドライバーさんひとりひとりが、それぞれの個性を活かしながらの接客。
まずは「形」から。形を徹底的につくりあげていきます。
その上で「個性」を発揮する。
オリジナルの、素晴らしい接客サービスが生まれます。


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最後は円になっての、ひとりひとこと。
研修が終わっても接客サービスへの「挑戦」は始まったばかりです。
みなさん、自分の課題を見つめ、ブラッシュアップしていく決意を語ってくださいました。

次回、上級クラスの「ジャンプ」研修を受講されるのは、
このみなさんの中の何人になるのでしょう?

女優Yも演技に磨きをかけて、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

つづいて、おまけ、です。

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2015年09月25日

江別ハイヤー様マナー講習実車テスト!【アタシ女優よ!編】

どうも! 劇団S・PLANET所属、「中の人」女優Yです!
出演依頼は事務所を通してください!

本当はシルバーウィーク中、自動更新で公開していこうと思っていたのですが、
どうも「未来記事設定」がうまくいかず……。
間があいてしまいましたが、お楽しみいただければ幸いです。


というわけで、いよいよテストスタートです。
この日の研修に参加されたドライバーさんは9名。
したがって9通りの「やっかいなお客様」を、女優ひとりあたり3パターン演じ分けます。

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スタートです!
ギャラリーの人(テスト待ちのドライバーさん)がいっぱい! の、カメラは回ってる! の、
ホントに映画女優みたいです。

この女優さんはKさんですね。
Kさんは今回で3回目なので、堂々の貫録です。
びっくりするようなシチュエーションを繰り出します。

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こちらはSさん。
Sさんは今回初めての参加ですが、すごいアドリブ力。
さすがNLPコーチング講座上級の生徒さんです。
Mさんがカメラを構えてますね。

そうなんです。ドアも閉まってるし、シートベルトも締めるし、
走行していないだけで、本番と同じ!
もちろんドライバーさんは、私達女優がどんなオーダーをするかは知りません。
私なんか、自分がどんなオーダーをするか、よくわかってません! あわわわわ。


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Yのお腹と、お金です。本物を使っています。お腹も、残念ながら、本物です。
1万円の下にはカンニングペーパーが見えます。
これがなければ、Yはもう、なにもできません。女優失格です。

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お客様目線画像。
ちなみにこのときの私の演目は「ふてくされスマホガール」です。
「札幌駅南口にお願いします」というところを、たったひとこと「……サツエキ」と言い放ちます。
大変感じ悪いです! 私が! なにしろ女優なので!

ドライバーのTさん、ほんっとごめんなさい!
Tさんは、ほんわかした感じのお兄さん。
謙虚で、優しいドライバーさんなのです。
あんな風に優しく気遣いしてもらったら、
普段の私だったら楽しくお話にのっちゃいます。く、苦しい……。

でも私の「女優魂」がさく裂してしまいました……。
本来、オーバーアクションで「やっかいなお客様」を演じるところが、
最小限の動きで、おばちゃんなのに「ふてくされスマホガール」です。
……私、ホントに天才じゃなかろうか???

お芝居テストを終えて、車から出るとみなさんからの喝采!

こえー! こえー! (怖い! 怖い!)の声!

……くすん。
このテスト、以前にもものすごく怖い女優さんがいたのだそうです。
どうやら私はそれに匹敵する怖さだったそうで……。ええ、天才女優ですもの。
スター誕生!  です……。



このほか、どんな「やっかいなお客様」がいたか、
本当はもう指先がうずうずするくらい書きたいのですが、あえて書きません。
「よいこは真似しないでね」の観点からです。

それにしても、SさんもKさんも、ホント天才女優!
見学しているドライバーさんが「おえー!」と声を上げ、
瀬川先生が笑いをこらえるほどの「名演技」!
とことん「わがまま」を繰り出していきますが、それに応えるドライバーさんもすごい!

もう、ホント、濃密な時間を過ごしました。

まだまだつづく。

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2015年09月18日

江別ハイヤー様マナー講習実車テスト!【心構えとおさらい編】

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絶好の研修日和!

素晴らしいお天気に恵まれた江別市。

いよいよYの女優デビュー江別ハイヤー様マナー講習実車テストです。

今回ビデオ撮影を担当してくださるMさんの運転で、
劇団S・PLANET、江別に向かいました。

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Y、渾身の台本です。女優だから。
移動の車の中で、うんうんうなって書き上げました。


さ、研修が始まりました。
まずは石垣社長のお話から。

先日のブログでも、少しご紹介しましたが、
「ガイアの夜明け」からのお話です。

■ガイアの夜明け「タクシー頂上決戦」

この番組で紹介されていた東京の大手タクシー会社の経営者も言っていましたが、
これからのタクシー業界の要は「接客サービス」。
そこをベースに独自性を展開していかなくては、競争に勝てなくなるだろう、とのこと。
だから、今、ベースになる部分をしっかり構築しなくてはならない。

江別ハイヤーの取り組みも、まさにそうですね。
みなさん、真剣な面持ちで、ときに深くうなずきながらお話をきいていました。


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大女優瀬川先生、登場。
みなさんのようすを見て、すぐにテストを始めるか、少しおさらいをするか検討。
少しだけ、3人組になってシミュレーションを行うことになりました。


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どうしても出てしまう「クセ」に苦心されているようです。
瀬川先生も各チームを回り、チェックを入れていきます。

たとえば「〜に、なります」。「こちら領収証になります」などですね。
正しくは「こちら領収証でございます」です。
瀬川先生は「化けるのかっ!」と指摘します。

「こちらハンバーグになります」って、違和感を感じない方もいるかと思いますが、
視覚化すると、ちょっと不思議ですよね?
「いや、すでにハンバーグになってるけど?」というイメージ。

接客サービスで差がつくのは、ここなのです。

あまり気にならない人もいるかと思いますが、
私は個人的に「サービスを受けるのが大好き」なタイプ。

ちょっと背伸びをして、一流と呼ばれるホテルのラウンジでお茶をしたり、
ときには清水の舞台から飛び降りて泊まってみたりするのが好きなのです。
そのときに、「一流のサービス」を供する人たちは、正しい日本語を流れるように使います。
ハンバーグで言えば「ハンバーグのお客様」とは決して言いません。
お客様がハンバーグなんて、ありえないからです。
「ハンバーグをご注文のお客様」が、正しいわけです(確認せずとも注文を覚えてる、とかは別のお話として)

本当に小さなポイントですが、特に「サービスを供され慣れている人」が、
リピートするかどうかは、こんなところで決まってしまいます。

なので、瀬川先生は「大切なポイント」として繰り返し指導していくのですね、きっと。


というわけで!

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あわわわわ!
ドライバーのみなさんも緊張されているようすでしたが、
「本番前の女優のアタイはもっと緊張してんのよー!!!!!」と叫びだしたくなるYでした。

怒涛の女優デビュー編に、つづくのだ!
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2015年09月16日

江別ハイヤー様マナー講習実車テスト!【女優仕込み編】

女って、こえ〜

いきなりですが、ホントはこれ↑が今日のタイトルになる予定でした。
でもね、あんまりなので、大きい文字で書きだしてみましたよ。

ま、本日の記事の「裏テーマ」です。


黄色い車体でおなじみの江別ハイヤー様マナー講習。
最近、このブログでも連続レポートをお届けしております。

9月2日)江別ハイヤー様マナー講習に行ってきた!
http://blog.s-planets.com/article/162740230.html

9月4日)江別ハイヤー様マナー研修、後半戦!
http://blog.s-planets.com/article/162741433.html

おまけ)「前提」を気持ちよく、ワクワクするほうに変えていく。
http://blog.s-planets.com/article/162757990.html



この日は中級クラスである「ステップ」講習に参加されているみなさんの、
これまでの学習をチェックする「実車テスト」!
実際に、お客様宅へのお出迎えから、車に乗り込み、お客様への応対、
金銭授受、ドアサービス、お見送りまでビデオ撮影を行う、というもの。
テスト後、実際にみんなでビデオを見ながらフィードバックしあいます。

車を走らせることはしませんが、お客様、お金は本物を使います。


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お客様です!
S・PLANETのNLPコーチング上級講座の受講生のおふたかた〜♪
SさんとKさんです。美人女優〜♪

いつもFacebookでは、あたたかな「いいね!」ありがとうございます〜!
「ブログ、読んでます〜」ありがとうございます!

そんな感じで、女優3名の+大女優1名(弘絵さん)の即席劇団S・PLANET、
旗揚げです!

劇団員が集まったところで、弘絵さんから指示を受けます。
今日の演目は「注文の多いお客様」。上演時間は1作品につき5分です。
必須条件は、

@10,000円札を渡すこと
A領収証をもらうこと
Bかならず1つ以上、ドライバーさんに質問や変則的な注文をすること

で、「なるべくなら」は、

Cやっかいなお客様になること

Yに至っては、

Dめっちゃいじわるなお客様を演じ切ること

無理! ムリ!ムリ!ムリ!

普段からポカーンとしているYは、
もうちょっといろいろな設定が出されるのかと思っておりました。
あるいは、フツーに乗って、フツーに運ばれ、フツーに降りればよいのかと。
ところがどっこい! です。

「えー、ちょっとYちゃ〜ん!」弘絵さんから檄が飛びます。
SさんもKさんも、ちゃーんと江別市の情報を調べたりして、
ノートに書き込み、「こんな設定で」なんておっしゃっています。
Y、顔面蒼白です。

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ほい。これがKさんのノート。
江別の地理や、世間話用のネタの仕込みまでバッチリです!
Sさんもインターネットでいろいろ調べて、プリントアウトされてました。

……どうしよう。何の準備もしてないよう。

Yはどうなっちゃうの? ちゃんとお客様役ができるの?

というわけで、つづく!
posted by splanet at 11:24 | Comment(2) | 日記

2015年09月15日

札幌は「おいしい、秋」。

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Yです!
今日の札幌は、ザ・晴天! めっちゃ気持ちいい! です。
お天気を「気持ちいい」と受け止められることに、感謝の気持ちがわきあがります。

北関東方面の水害、本当にお見舞い申し上げます。

最近、さまざまな災害が、次から次へと襲ってきます。
こういうとき、報道を眺めていて、私は「教訓」をできる限り探すようにしています。

発生前には何ができるか、発生直後にはどう対処すべきか、
避難が続いた場合、どうしたらいいか、甚大な被害を受けたら、どう受け止めたらいいか。
被害に合われたみなさんは、私たちに、本当に貴重なことを教えてくださいます。

どうか、少しでも早く、落ち着いた暮らしを取り戻されますように。


さて!

札幌は「胃袋本番!」みたいなことになっております(私だけ?)!

「さっぽろオータムフェスト」、いよいよ開幕です。


みなさんはもう、足を運ばれましたか?

私は冊子を「自宅用」「えすぷら用」と2冊入手して、熟読の最中です。

いつも楽しみにしているのは8丁目の「札幌大通ふるさと市場」。
あー、今、手元の冊子で知りましたが、営業時間が延長されたんですね!
ラストオーダー20:00の20:30営業終了、です。

ここは手ごわいことに、週末ごとに出店市町村が入れ替わります。
通期出店もあるので、配分を考えながら食べ歩きます。
あら、第1期は、本日15日までじゃないですか!
……行っちゃおっかな。


今のところ私の胃に収まったのは5丁目の「新・ご当地グルメ」の
「十勝清水牛玉ステーキ丼」と、
4丁目の「さっぽろウェルカムパーク」のシュラスコ屋さん「シュハスカリア」で、
エゾシカ肉の「シカスコ」♪

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肉! 肉!

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10月4日(日)まで開催の、この胃袋鉄人レース!
みなさんのお気に入りはありますか?
よかったらコメントやFacebookでお知らせください! Yの舌と胃袋のために!

えーっと、経営っぽいことを言うと、
北海道のローカルブランドの動向チェックができる最適なイベントですよ、
って感じでいいでしょうかね?

蒸しがき食べた〜い!
posted by splanet at 10:28 | Comment(0) | 日記

2015年09月11日

「えらいひと」も、にんげんだもの。

Yです。

この記事を書いている現在、「大雨特別警報」は宮城県に発令されているようです。
昨日のニュースでは北関東の被害の様子が報じられていました。

私の古くからの友人の実家があるので、ハラハラしましたが、
「だいじょうぶ〜」と返事をもらって、ひと安心。
彼女の弟さんが消防勤務とのことで「弟がレスキューで出動してるよ〜」ともあり、
ああ、やはり大変だなあ、どうか、早期収束できますように、と、
札幌の空の下で、祈っております。


今朝、敬愛する先輩(女性経営者です)のブログを眺めていると、
「女性経営者&管理職者交流会」に参加されたレポート記事がありました。



交流会で年下の方から相談がありましたが、

管理職だったり、経営者になると下の人に愚痴や弱音は

言えません

だからこそ、社外に心許せる同じ立場の友人が必要です

そういった人を作るといいよ〜ってアドバイス

私もランチした女性やいつも可愛がってもらっている

女性経営者部会の役員の先輩達などに心軽くしてもらっています

(略)

そっか!そういう意味でこういう交流会なんかは大事なんですね

私くらいの年齢までくると図太くなるけれど、30代ならまだ

管理職として心折れる時あるからね

私も30代で管理職を経験して、何度も心折れて、

こっそり泣いていたから、昨日のようにアドバイスもできるし

頼れる他社の先輩って大事かもしれない

当時はいなかったから…

これって、男性も同じですよね

昨日は同じテーブルの中でなんだかんだ言っても

最終的には仕事でも人間関係の悩みだね〜って

だから、ちょっとだけ、このブログに書いている

人間関係や思考の整理について話しました


■コレモッタ株式会社/広沢かつみブログ
「女性が上で働くということ」


私自身は「さすらいのお手伝い/流しの事務員」として現在のんびり活動中で、
経営者や管理職の立場にいたことはありませんが、
世代的に周囲に管理職や経営者が増えてきたこともあって、
そういう人たちと「ここだけの話」をすることが増えてきました。

弘絵さんも女性経営者。
ときどきオフィスで、おにぎりをもぐもぐ食べながら、
「そうなのYちゃん、経営者ってね、大変なのよ〜」なんて話をされています。

経営者は、トップという立場から、対等に話せる人が少なくなりがちです。
皆無という人も多いことでしょう。

「ひとりで切り開いてきた俺」というプライドが邪魔をして、
自分の抱える「つらさ」や「弱み」を他人に見せまいとします。
進んでいくと、自分ですら認めなくなり、保留にしたまま、こじらせていきます。
特に男性経営者や、「女であることを捨てて」がんばる女性経営者に顕著なようです。

「男性性」「女性性」ということばを目にすることが増えました。
男性のエネルギーは硬く、右肩上がりの矢印型が基本です。
高度成長期のベクトルが典型的な例です。
女性のエネルギーは柔らかく、円あるいは∞のループを描くような形をしていると言われます。
循環型社会・経営のモデル、とも言われます。

「男性性」と「女性性」は、男女ともに備わっているのだそう。
その「バランス」と「量」が、その人の「人としての度量」に繋がるようです。

今つらい経営者のみなさんは
「男性性」でいっぱいいっぱいになってしまっている人たちのようです。


S・PLANETでは男性性をこじらせてしまった組織を、
実践的にときほぐす、さまざまなメニューを用意しています。
まずはお気軽にお問合せください。


ちなみに私見ですが、
弘絵さんは「男性性」「女性性」のバランスが絶妙、かつ、ものすごく豊富な人。
ちゃきちゃきハキハキしてますが、決して「男まさり」ではないのです。

posted by splanet at 10:41 | Comment(0) | 日記

2015年09月09日

「前提」を気持ちよく、ワクワクするほうに変えていく。

Yです。
今日の札幌はちょっと蒸します。
みなさんがいらっしゃる場所はいかがですか?
台風の影響、最小限でありますように。


昨日、テレビをつけっぱなしにしていたら、
テレビ北海道(テレビ東京系列)で、タクシー業界が取り上げられていました。
先日、江別ハイヤー様の研修を見学させていただいたYとしては、
やっぱり「ガン見」してしまいます。

大変じゃない業界なんて、おそらく存在しないだろうとは思いますが、
タクシー業界は、本当に今、改革の渦の中にいるのですね。

■ガイアの夜明け「タクシー頂上決戦」

大変だなー、と思いつつ「ピンチはチャンスだな」とも思いました。
ユーザの考えに、ニーズに接近するチャンスに変えられるからです。
ピンチの焦りが、チャンスのワクワクに変わったとき、
組織は大きく動きます。

S・PLANETでは単なるマナー研修には終わらない、
改革していく企業のための、お手伝いができます。

お気軽に、お問合せ・ご相談くださいませ。


さて。

先日見学させていただいた、
江別ハイヤー様研修で、まったく別の側面から思ったことがあります。

■江別ハイヤー

「ドアサービス」についてです。
江別ハイヤー様では「ドアサービス」を基本のサービスとして提供されています。

お客様がいらしたら、ドライバーさんは必ず降車して、ドアを開け、
ドア頭上に手を添え「頭上、お気をつけくださいませ」と伝えます。

乗り込んだら「お足下、お気をつけくださいませ」と告げ、
「よろしいですか?」と確認し、「それでは、ドアを閉めます」と言い、ドアを閉めます。

降車時は、金銭授受後、
「今、ドアを開けますので、少々お待ちくださいませ」と告げ、
安全を確認して、さっと降り、ドアを開け「ありがとうございました」と伝えます。

実は、マナー講習初級の「ホップ」では特に、
このサービスに抵抗を覚えるドライバーさんが少なくありません。
私が見学させていただいた「ステップ(中級)」でも、
「お客様から断られることが多い」等の声も。

本州から参入した同業他社で行われているサービスでもあることから、
「真似しちゃって」と揶揄され、落ち込んでしまう、と言うドライバーさんもいました。

実は、正直なところ、私もこのサービスはちょっと過剰じゃないかな? と感じていました。

タクシーに乗る、というところをイメージすると、
自動ドアがパカッと開き、さっと乗り込み、ドアがバタンと閉まる。
車は既に動き出し、ホッと一息ついて、行先を告げる。

降車時も、金銭授受が終わったら、ドアが開き、開いた途端に降りる。

よく刑事ドラマでものすごい勢いで乗り込んで、犯人を追跡して、乱暴に降りる、
みたいのがありましたよね(昭和?)。

私自身「タクシーに乗る」というのはそういうイメージだったのです。


講習でも瀬川先生がおっしゃっていましたが、
それは「お客様自身もそういう前提である」のだそうです。

タクシーのドライバーさんは、「応対が雑だという前提」。
ぶっきらぼうで、ことばづかいが……というイメージ。

講習を終えて、車に乗り込んだところで、
ひとりのドライバーさんの疑問を解消するために、
ドアサービスの練習にお付き合いすることになりました。

実際に乗り込んで、ドアを開閉してもらいます。

最初は「……やっぱりすぐに降りたい」と思ったりもしましたが、
回数を重ねていくうちに、私の「前提」が変化していくのがわかりました。

丁寧に応対してもらえば、やっぱり気持ちがいいのです。
それは自分の呼吸の深さでわかりました。
なんとなくゆっくり、深く、呼吸をしているのです。
「なんか、お姫さまみたいハート」とも思いました。年齢的なものは、別にして。

当然、講習でも指導がありましたが、
お客様の状況次第では、ドアサービスを行わないほうがよい、ということもあります。
JRの発車時刻ギリギリでタクシーを呼ばれたお客様や、
病院に駆け込みたいお客様などですね。

「体感する」ってすごいな、と思いました。
「前提が変化する」というのも興味深かったです。
あのドアサービスの「お姫さま感」を味わったので、
私の中では、タクシーに乗り込む気分が大きく2通りになりました。

急いでいるときは、キャリアウーマンモード。
特に急いでいなければ、お姫さまモード。

これまでは、
ゆったりした気分のときでもキャリアウーマンモードで乗っていたわけです。

実際、ドアサービスは数十秒のことです。
通常時の、何に影響が出るというのでしょうか?
むしろ私は、ほんの短い時間に「落ち着く」という体感を得ました。
心にゆとりが生まれたのです。

これからは急いでいるときに、もし江別ハイヤーに乗ることがあったら、
お金を渡すときに
「ドアサービスは結構です。ありがとう(姫ぶってます)」と言おうと思います。
急いでいなければ、やっぱりドアを開けてもらいます。姫だから(宣言!)。


帰りの車中、弘絵さん(もう瀬川先生モードじゃなかったので)に告げました。

「そうよぉ、お客様だって、丁寧に扱われるのに慣れてないの。
気持ちいいことに慣れていけば、やっぱり気持ちいい方を選ぶじゃない。
だから、お客様自身も慣れていかないとね。
そうやって丁寧に心を尽くすことが当たり前になったら、お互いが気持ちいいのよ」

まったくだ、と思いました。

私は「常識を疑え」というフレーズが好きです。
屁理屈を並べるのが好きなのではありません。
「まてよ?」と立ち止まり、検証していくのが好きなのです。

「前提」を気持ちよく、ワクワクするほうに変えていく。
「常識を疑え」というのは、そういうことかな、と思います。


 
ところで「姫キャラ設定」ですが、女性にはホントおすすめです。

で、男性だと、何かな? 王さま? 殿さま?

何にせよ、威厳と品格を持って、サービスを受けるというのは、
ホント、いっぺん味わうとやみつきです! おすすめ!


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2015年09月04日

江別ハイヤー様マナー研修、後半戦!

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スパルタ準備中の、瀬川先生。凛々しいです。


休憩を挟んでの講習後半は、
いよいよ次回に迫った実地テストの最終チェックのロールプレイングです。


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まずは、瀬川先生とドライバーさんとのロールプレイング。
瀬川先生がお客様になって、次々に質問を繰り出します。

世間話の範疇に入るものから、江別市に関すること、
江別ハイヤー専用クーポン」や、時間制運賃のことまで。

みなさん頑張って応対されていますが、
瀬川先生から「よりよい応対」へのアドバイスを受けていました。

特にクーポンや観光での利用などは、法制度とも関連しているので、
萩原部長や石垣社長も丁寧に補足説明していきます。
理解していても「どう説明するか」は、また別のスキルなのです。
お客様に誤解のないように、スムーズに説明するのが、
これまた難しい。


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そして3名に分かれて、シミュレーションです。
椅子で「即席の車内」をつくり、グループにわかれて、
「ドライバー」「お客様」「見てる人」それぞれに役割を与えられます。
ドアの開閉から、行先確認、本番と同じように行っていきます。

予約のお客様のお迎えも!
インターホンを鳴らすところからチェックポイントもりもりです。


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「本日お供させていただきます。江別ハイヤーの○○と申します」
「名乗り」は大切です。でも、実際にやってみると、なかなか……。

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ドアサービスのようすかな?
「頭上、お気をつけくださいませ」

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瀬川先生の、容赦ないチェック?
「こら〜!」かな「お、いいじゃないですか〜」かな?
みなさん、次回のテストに向けて真剣です。

ドライバーさん同士のシミュレーションは、
みなさんが実際に業務中遭遇した難しい対応について、
一緒に考えていけるのがいいですね。

内容によっては石垣社長や萩原部長に相談して、
よりよい応対をめざしていきます。

……それにして、ホントに! いろんなお客様がいるんだなあ。


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講座のまとめです。
次回はいよいよテスト!

本物の車両で、本物のお客様でのテストです。
みなさん、本当に真剣に取り組んでいらっしゃいました。
すごかったなぁ。


参加者のみなさんの、現状の課題などを伺うときがあったのですが、
お年寄りへのサービスは慣れている分、スムーズにできるけれど、
若い女性への応対は難しい、とか、
コミュニケーションが上手にとれなくて落ち込むことがある、とか、
ていねいなサービスを心掛けても「そんなのいらん!」と言われてメゲてしまう、とか、
みなさん、大変だなあ、と感じました。

講習を眺めていて、
タクシーのドライバーさんって、ちょっとしたセラピストみたいだな、
と思いました。

お客様の様子を、ちょっとした気配で察知して、
「どうか、目的地まで、くつろいで乗車されますように」と、
そのお客様に合った応対をする。

世間話をしたいお客様、話を聞いてほしいお客様、話を聞きたいお客様、
放っておいてほしいお客様、乗車直前に、つらいことがあったお客様、
本当にさまざまです。

参加されたみなさんが「なかなか難しい」と言う中にも、
ささやかなシグナルを見つけようという姿勢があって、
具体的にはこういうシグナルです、とおっしゃるのを聞いて、
素晴らしい! と感動しました。


講習終了後、車に乗り込もうとすると、萩原部長に呼び止められました。
参加されていたドライバーさんも一緒です。


どうしても、ドアの閉め方が難しくてできない、とのこと。


お客様のことを考えると、つい、こうしてしまうのだけど……、とのことで、
疑問解決のためのシミュレーションにご一緒しました。

とても熱心に、つい、こうやってしまうと悩んでいらっしゃるので、
お客様役を務めるついでに、客の側からの心理をお伝えすると、
納得されたようでした。

思い込みや、身体に浸み込んだクセのようなものは、
一度や二度の座学では解消できないものなのだなあ、と感心するとともに、
みなさんの熱心さ、
「車中では少しでも快適に過ごしていただきたい」という想いに、
きゅんとしたYでした。

■江別ハイヤー

posted by splanet at 09:53 | Comment(0) | 日記

2015年09月02日

江別ハイヤー様マナー講習に行ってきた!

Yでございます!

さて、先週29日(金)、
江別ハイヤー様のマナー講習を見学させていただきました!

このブログをお読みのみなさんは
「瀬川先生」のセミナー・講習を受講された方が多いかと思います。
実は私、弘絵さんが「先生」になっているのを初めて見ました……。

オフィスの弘絵さんと、まったく別人です!

というわけで、この記事では「瀬川先生」とお呼びすることにしましょう。


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あざやかなイエローが印象的な江別ハイヤーの車両です。

初乗り料金が「640円」と、Yには嬉しい設定♪ これが第一の特徴でもあります。
これまでも「お値ごろなタクシー」として利用者にも認知されていましたが、
これからはプラスアルファの要素が必要である、ということから、
さまざまな企業努力をされています。

その一環がS・PLANETが提供するマナー講習です。

「ホップ・ステップ・ジャンプ」と3段階に分けて行われる講習。
この日は「ステップ」の段階にいるみなさんの「進級テスト直前講習」のようでした。


まずは萩原部長と石垣社長からのお話。

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こちらが石垣社長。
最後までずっといらっしゃって、
要所要所でドライバーのみなさんの疑問などに答えていらっしゃいました。
研修には必ず出席されて、最後までいらっしゃるとのこと。


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瀬川先生、登場!
仁王立ちみたいになってますが、キリリ感ハンパないです。
前回、接遇の様子をビデオ録画したようなのですが、
その総評を述べているところかな?
情熱モリモリです。

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瀬川先生、折れちゃってますね。
こんなところを写真に撮ってある、ということは、楽しい話をしていた、ということですね。
厳しい中にも、ユーモアがあります。

特徴的だったのは、こんな風に頻繁に席替えが行われるところ。
私も社会人歴が長いので「研修」を何度か受けましたが、
瀬川先生の講習は、まず眠くなるヒマがありません。
話の内容は面白いし、スパッと斬られちゃう厳しさもあるし、
いつの間にか、みんなが真剣に、楽しく集中しちゃう魔法をかけられているかのようです。

これはおそらく、ドライバーのみなさんから、
前回のビデオを見た感想のフィードバックを受けているところですね。

運転席にいると、どうしても声だけのコミュニケーションになってしまいます。
そこをいかに上手にとっていくか、というのが最大の課題なわけですが、
頭だけでイメージしても上手くいかないものなのだな、という発見がありました。
身体を使う訓練、というのが非常に大切になるのですね。
みなさん、声や語尾、あるいは会話の悩みを打ち明けていらっしゃいます。

というわけで発声練習をガッツリやります。
演劇部もびっくりです!
高校時代、演劇部に所属していたYは「お、おんなじ〜」と感動です。

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瀬川先生の檄が飛びます。
「ほら! 下を向かない!」

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発声練習はまだまだ続きます。
これは「スマイル攻撃」と呼ばれていたもののようです。
私のノートには「もっと笑顔!」「まだまだ!」「休まない!」とあります。
そしてその下に「スパルタ弘絵」と書いてあります……。


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分離礼の練習。
徹底的に訓練していきます。身体に浸み込ませる、という感じ。


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そして前半の総括です。
接遇はもちろんのこと、心理学のスペシャリストでもある瀬川先生から、
コミュニケーションの大切さについてのレクチャーです。

江別ハイヤーを始め、交通機関でよく言われるスローガンに「安心・安全」があります。
私たちを安全に運んでくれるのが、交通に携わるみなさんの使命だというのは、
私にもはっきり理解できるのですが「安心」の部分がいまいちよくわかりませんでした。
タクシーにおける「安心」は、笑顔とコミュニケーション。

車という密室に、知らない人と閉じ込められるわけですから、
そこをいかに「安心」できるか。

「このドライバーさん、なんだかあったかいな」
「このドライバーさんなら、目的地まで時間を、いい気分で行けそう」とお客様が思えるような、
「社内の空気づくり」がとても大切ですよ、と瀬川先生。

手元のメモには、このブログに書ききれないことがたくさんあります。
接遇って、コミュニケーションって、奥深いなあ。

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ということで、情熱とスパルタの前半終了。
休憩をとって、後半に続きます。

私もお茶、ごちそうになっちゃいました。
萩原部長、ありがとうございました♪ うれしかったデス。

posted by splanet at 10:52 | Comment(312) | 日記

2015年08月28日

美しくって、すみません?

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毎度おなじみ、Yでございます。

本日午後から、弘絵さんにくっついて企業研修におじゃまします。
私は「中の人」なので、写真を撮ったり、ふむふむ聴いたりするのが役目です。
後日、レポートでお伝えできれば! と思ってワクワクしています。


先日の投稿の、続きと言えば、続きです。

「オネエサン」から「オバサン」に以降する頃、なので、最近と言えば最近ですが、
ひとまわり年下の男の子とお出かけしたときのこと。

札幌の初夏の午前中、さわやかな天気の下、ふたりで歩いていました。
用事を済ませて、気持ちよく、深呼吸なんかしちゃって。
つまり、とてもリラックスしていたわけです。

そのとき、唐突に彼が言いました。

「Yさん、今日、キレイですね!」

恋愛とか、そういう相手ではありません。

彼はたしかに「ラテン系」というか、思っていることが口からダダ漏れというか、
だから無目的に感じたことを言うタイプです。
私は特にそのとき、ゴージャスなドレスを着ていた、とかいうのではありません。
でも自分の中ではお気に入りの白いシャツと、ジーンズ。少しのアクセサリー。
リラックスしていて、自分らしくいられる装いでした。

一瞬「おい、どした?」とは思いましたが、嘘やおべんちゃらにも感じられません。
お天気や、場面の相乗効果で、本当に彼には私がキレイに見えた。
で、私に「ことばのギフト」をくれた、ということなんだろう、と思いました。

彼に「ありがとう」と言いました。
すごく気持ちのいい日で、素直に、自然にそう言いました。

すると、彼が首を傾げはじめました。
歩く速度が落ちてもいます。「どないしてん?」と思いました。

「どした?」という顔で見ていると、彼は「いやぁ〜、びっくりしたぁ」と言うのです。


「なんつーか、フツー女の人に『キレイ』とか言ったら、
『えー! アタシ、そんなことないよぉ〜』とかうっとうしいこと言うじゃないですか。
でもYさん、言わなかったから、俺、なまらびびった」

「なんじゃそりゃ? 試したのかい? 私を?」

「いやいやいや!
そういうんじゃなくて、ホントに今日、いつものYさんと違って、なまらキレイっす!
でも、なんつーか、……そういうリアクション、初めて見たから、なまらびびった」

ちなみに「なまらびびった」は「とても驚いた」の北海道弁ですね。


彼にそう言われて、思い当たるさまざまなことが浮かびました。

私もどちらかというと「ラテン系」です。感動をつい告げたくなるタイプ。
ステキな人を見ると、つい「ステキですね!」と言いたくなってしまいます。


口紅の色! ステキですね!

シャツの衿! カッコいいですね!

その靴のデザイン、ステキ! 似合ってる!

何か今日、お肌ぷりぷり! いいじゃん!


こういう病気なんだと思います。つい言っちゃう。

私は前述の彼と同じに、自分が気持ちよく感動しちゃったことを、
相手に伝えたくてたまらないだけ。

でも、思えば、私が感動を告げたあと、大きく2通りのリアクションがありました。

「え? ホント? よかったぁ〜」「わ、うれしい♪」と喜んでくださる人。

「ちっともそんなことないですよ」「お世辞言っても何もあげられないよ」と壁のようなものを作る人。

私としてはやはり前者がいいです。

その話から「実はね」と、とっておきの情報をいただくこともありますし、
何より、自分の感動を肯定し、共感してくださるのがうれしいのです。
私は傷つけたくてはもちろん言っていませんが、喜んで欲しいわけでもないのです。
ただ、自分の感動を表現し、伝えたいだけ。

それでもその感動の表現に対して「共感」してもらえたら、より嬉しくなりますし、
「否定」されてしまえば、しょんぼりします。


謙遜や謙譲は「日本人の美徳」とも言われます。
そういう要素を残しながら、やっぱり私は無邪気に「ありがとう!」と言いたいと思うのです。
ワクワクしたことは大声で言いたいし、
しょんぼりしたことは、そっとささやいて、優しく流してしまいたい。

あなた、ステキですね!

と言われたら、あなたは何と答えますか?

言葉のギフトを贈られたとき、
「ありがとう」と受け取りますか?
「すみません」と受け取りますか?
posted by splanet at 09:47 | Comment(0) | 日記

2015年08月26日

ありがたくって、すみません?

Yでございます。
オフィスのラジオからは♪おれの〜! おれの〜! おれのはなしを! きけぇ!♪
と、クレイジーケンバンドの名曲『タイガー&ドラゴン』が流れております。

札幌は夜から雨が降るかも、という予報です。

オフィスに来る途中、はっきりと南からの風を感じました。
お洗濯のこともあり、北西の風か、南東の風かを、きちんと感じるようこころがけています。
ときどき両方の風が混ざり合いながら吹いていることもあり、
そうなると空が晴れていても雨が降りやすいですよね。

野生って、ちょっと好きなんです。
五感を大切にしたい、というのか。

「野性的だ」とか「動物っぽい」と言われると、少しうれしくなります。


みなさん、誰かに何かをしてもらったとき、何かをいただいたとき、
何かを受け取ったとき、どう返答されていますか?

ありがとう

すみません

ごめんなさい?

もう、ずいぶん前、私が「コムスメ」だった頃、
同時期に「ありがとう」と「すみません」について友人ふたりから、
別々の場所で教えてもらい、以来、できる限り使い分けを心掛けています。

友人たちとレストランに入りました。
お冷やカトラリー、料理が運ばれるたびに「ありがとう」と口に出す友人がいたのです。
私を含めた他の人は、特にアクションを起こさない人もいれば、
ぺこりと頭を下げる人、アイコンタクトとスマイルで意思表示する人、
「すみません」と言う人、さまざまでした。

「ありがとう」と言う人は、仲間の中でひとり。
当たり前のことをしている、というのは頭ではわかっていつつも、
そんな風景みたこともありませんでした。

不思議に感じて彼に訊いてみました。
「どうして、いちいち、ありがとうって言うの?」と。
彼はこう答えてくれました。
「何かしてもらったら、英語だったらサンキューだし、フランス語だったらメルシーでしょ。
日本語だったらありがとう、だよね?」
「すみません、って言うのもあるじゃん?」
彼は笑いました。
「だって、英語圏で何かしてもらってソーリーって、ないじゃん?」

当たり前のことだ、とはわかります。
でも意外と、当たり前のこと、というのは、実行されないものなのかもしれません。

似たような場面で、別の友人も同じように「ありがとう」と言っていました。
同じ質問をすると、同じ回答をくれました。

以来、私も「ありがとう」と言うようにしています。
少なくとも「すみません」を乱用しないようにしています。


逆にこんなこともありました。

「コムスメ」から「オネエサン」くらいになった頃。
職場で仲良くしている仲間と飲みに行きました。
そのとき、ひとりの男の子に怒られました。

「お前! お店の人には、すみませんだろ!」

私はコムスメ時代の話をしてみましたが、
「理屈はわかるが日本人なら、すみませんだろ、もしくはありがとうございますって言え」
以来、私は「よっぽどのとき」だけ、「ありがとう」の代わりに「すみません」と言うようになりました。

へんなのっ、と思いながら。


みなさんは感謝の気持ちを「ありがとう」と伝えてますか? 「すみません」と伝えてますか?

最近、日本語の上手な外国人(日本が好きで勉強された人たち)も、
「ありがとう」を「すみません」というので、少し残念な気がします。
ささやかですが「ありがとうをすみませんっていう文化撲滅運動」をひとりで展開しています(笑)。

「すみません」は謝罪のことばだと、私は感じています。

で、直感的に子どものころから「ごめんなさい」と「すみません」なら、
「ごめんなさい」を多用していたのですが、
つい最近になって、このふたつのことばのベクトルの違いを聴いてビックリしました。

「ごめんなさい」は「あなたに免じて、私を許してください」という意味。
「すみません」は「あなたが許してくださったとしても、私の気が済みません」という意味。

古くからある言葉なので、解釈には諸説あるかと思いますが、
私にはどういう性質にせよ「すみません」にはコミュニケーションの壁を感じます。

「すみません」は便利なことばだし、無意識に使っています。
でも、本来の「心」に立ち返れば、他のことばでも伝えられる気がします。

満員電車で降りたいときは「失礼します」か「降ります」。

お店やさんなどで注文を伝えたいときは「お願いします」。

ゲーム感覚で「すみません」を使わない1日を過ごしてみませんか?
ちょっと面白いですよ。

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2015年08月21日

傷ついた男の子を優しく抱きしめる。

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Yです。
オフィスがある札幌市中心部は、くっきりとした青空!
いいお天気です。お洗濯、気持ちいいだろうな。

先日の記事はセクハラまがいの内容になってしまった感もありますが、
今、個人的にとても興味があることだったので書いてみました。
今日はその続きです。

先日の「社交期間」で、
何人かの「企業や経営者の指導をする人」と話をしました。
「ぶっちゃけ女子会」だったので、まあ、もう、本当にぶっちゃけた話ばかり。
その中で「オッサン(怒!)」が特に多かったのは、先日もお伝えしたとおりです。

元気に怒る彼女らの先にある「オッサン」を眺めていて、
ふと、感じるものがありました。

傷ついた男の子の姿です。

「接客業なのに挨拶もろくにできないどころか!
屁理屈でゴネて(挨拶を)やろうともしない! 大人のくせに!」

そう彼女らが怒る「オッサン」のうしろに、
素直に感情や心を表現しようとして、傷ついた子どもが見えました。
「大人のくせに挨拶もできない」のではなく、「大人になるまで傷を癒せなかった」ように感じるのです。

「あそこの会社はだって、社長が『俺の! 俺の! 俺の話をきけぇ〜!』だからさ。
あんな恐怖政治みたいなことになって、優秀な社員がどんどん抜けてくんだよ!」

個人的な話ですが、私はそういう社長が経営する会社に7年いて、
公的機関で認定される程度のパワハラを受け、退職したことがあります。

その社長と、話題にのぼったトップの人たちの姿がダブるのです。

彼らは個人としてお話をしてみると、
とても「賢くて、熱くて、行動力のある男性」なのです。エスコートだって上手。
「ステキな大人の男の人」なのです。

ところが、いざ経営の場面で、いちトップとして「部下たちを指導する」段になると、
とたんに「恐怖政治」です。

パワハラ社長(仮)と、その手下には豊富なバリエーションでハラスメントを受けましたし(笑)、
そういう「体質」の会社だったので、いろいろな場面を見てきましたが、
一個人としての彼と、トップとして君臨する彼のギャップや、
びっくりするような「独裁」を眺めていて、思ったことはやはり、
「傷ついた男の子」の姿でした。

能力が高いがゆえに繊細で、歯を食いしばりながら頑張り続けなくてならず、
「繊細な男の子」なのに、大人から何か
「恐怖の連鎖」のようなものを引き受けなければならなかったような、
そんな感じ。
傷ついた男の子のまま大人になってしまった「オッサン」は、
自分の中の「傷ついた男の子」を、優しく抱きしめてあげて欲しいな、と思うのです。


先日話題に上っていた「接客業なのに挨拶ができない」「経営が恐怖政治」。

何となく「愛」というエネルギーの循環器の誤作動、という感じがします。

挨拶は
「私はあなたを心から受け入れていますよ」という、
言葉と表情の意思表示です。

組織運営は
「みんながそれぞれの立場で自尊心を保ちながら目標に向かって行動する」のが前提で、
そのために自分と、他者の間でさまざまなエネルギー循環を行いながら動かしていくもの、かな、と。


冒頭の花の写真は、私の疑問と意見をイメージにしたものです。

女子会の席で私が口走ったのは
「そのオッサンたち、本気の恋愛したこと、あんのかなぁ」でした。

好きな人に、好きって言う。

自分を犠牲にすることなく、自分の中の「この人がいる喜び」を、
行動で示し続ける。

「私を生きる」ために、ときどきは激しくぶつかりあう。
決して、自分と相手を、ごまかさない。
破壊と創造を繰り返して、新しい価値を生み出していく。

その思いや行動をふたりの間で循環していく。

私にとっての「本気の恋愛」はそういうものなのですが、
もしかしたら、挨拶ができないオッサンや、独裁者のオッサンは、
そういう経験があんまりないのかなあ、と。

奥さまに、旦那さまに、花束と「ステキな言葉」をプレゼントする。
両親に、子どもに「あなたがいてくれて、私はうれしい」と表現する。
身近な人に、身近な存在に、「ありがとう」「愛してます」と、常に表現できるなら、
挨拶は素晴らしいし、組織は活性化していくんだと、
私は思ってみたりするのです。


ちなみに「オバちゃん」がやり玉にあがってないのは、
私が「オバちゃん」だから(笑)というのと、女性は既に、自分のケアを始めている人が多いから。

今、「男性性」や「女性性」、「パートナーシップ」に、
すっごく興味があるYなのでした。

……今週の記事は、ちょっとモリっとしちゃったな。てへぺろ。

posted by splanet at 10:32 | Comment(0) | 日記

2015年08月19日

「頑なさ」、ほぐせますか?

Yです。

札幌は昨日からいきなり涼しくなりました。

頭が冴えて来る感じは気持ちいいですけど、ちょっと急過ぎかな?
という感じもします。
こういうときは筋肉が冷えて硬直しやすく、
「寝違え」や「ぎっくり腰」が急増するんですって。

みなさんも、下半身を温めたり、足湯をするなどして、ご自愛くださいね。


連日、女子会が続いていました。
あまり社交的でない私も、久しぶりにさまざまな人と、
おいしいお酒と、おいしい肴と、女子っぽくスイーツなんかいただきながら、
楽しい時間を過ごしました。

こんなとき、話のネタになっちゃうのが「大人の男の人」です。
「おじさん」とも言いますし、「上の人」とも言います。

パターンは女子の数だけあるのですが、
概ね女子会の席がエキサイトしちゃうのは、
「オッサン! ホントだめ!」という話題。


オッサン! 片づけもできない

オッサン! 男として魅力がない

オッサン! 接客時に愛想がない

オッサン! 経営が恐怖政治になってる


とまあ、女子はホントに容赦ないのです。

話題は転じて「ステキ男子」に移行していくのですが、
こう、毎度毎度の女子会で、何度もやり玉にあげられてしまう、彼ら。
幸い(?)ステキ男子だけが周りにいる私は、何か彼らが気の毒になってしまいました。


彼女らの「オッサン批判」を眺めていて、ふと、言葉が浮かびました。

「頑なさ」。

こんな意味のようです。

1 意地を張って自分の主張や態度を変えないさま。頑固。「―に拒みつづける」「―な態度」
2 見苦しく劣っているさま。愚かで下品なさま。
3 不体裁なさま。ぎごちないさま。

彼らだって、一生懸命生きてるのにな。
いろんなものを築き上げてきたのにな。
家族を養ったり、自分を犠牲にしてきたことだってあろうんだろうにな。

とはいえ、私も「頑な」な「オッサン」のそばにいるのはストレスです。
私自身が「頑な」になっているのも、すごくイヤ。

じゃあ、自分がどんなときに「頑な」になってるかな、と想像してみました。

 
自分が本当に望んではいないことを、「〜べき」でやっているとき

他者から何かを強要されているのを断れなかったとき

他者から「愛」のない応対をされたとき、またはその記憶がよみがえるとき

相手の状況を、自分に照らし合わせてみると、見えてくるものがあるような気がします。
「頑な」の反対は「柔軟」。

例えば筋肉は
「力を入れていないときは、ふわっふわに柔らかくて、力を入れると強固になる」
というのが理想だそうです。

最近の高層ビルの設計でも、ガチガチにかためるのではなく、
揺れと一緒に動くことで、倒壊を防ぐのだそう。

私は生まれてから、もう、ずいぶん経っちゃった「おばさん」なので、
自分が頑なになっちゃったときに、どうほぐすかの方法をいくつかもっています。

みなさんは、いかがですか?

女子会でネタにしちゃったオッサンたちも、
いつか、ほぐれて「ステキな大人の男の人」になりますように。

ちょっとおおげさだけど、
たくさんの「ステキな大人の男の人」と「ステキな大人の女の人」が、
この国を変えていくんだと思います。

posted by splanet at 13:02 | Comment(0) | 日記

2015年08月07日

ところかわれば。

Yです。
エアコンの効いたオフィスで、パソコンさんとにらめっこをしております。

ファーストフード

先日まで「赤レンガ」のそばで「お手伝い」をしていました。
12:00ぴったりに休憩に入ります。

お弁当を持参していたら、
道庁のお庭で、あるいは赤レンガテラスに隣接する北3条広場でお弁当を広げます。

雨の日には赤レンガテラスの2階のラウンジスペースや、
近くのビルの下の「サラリーマン御用達」のお店で定食をいただいたり、
道庁の食堂に潜入したり。

お財布にやさしくて、おいしいお店がたくさんありました。

ところがです!

S・PLANETに長い時間いるようになると、
なんということでしょう……。

働く場所が、ほんのちょっと、ほんの一駅変わっただけで、
「サラリーマンに優しいランチ」のお店やスペースが激減!

そうなんです。

オフィスがある大通は「お買いもの」の街。
道庁があるエリアは「働くため」の街。

しばらく郊外で働いていたため、油断していました……。

ほんの10分歩いただけで、街の様相は一変してしまうのですね。

食べ物屋さんは数あれど、目にするお店は「お出かけ価格」。
ああ、あの「ワンコインランチ」はどこに行ったの?
居酒屋さんの定食は?
おかしいなあ、いつものランチの価格に「千の位」がついている……。

うう。私のランチタイム。お財布に優しいランチを目指したい。
できれば気分転換に外で食べられて、ときどきリッチで、でもやっぱりお財布に優しくて。

今の季節は、お弁当を持参するのも、ちょっと怖いので、
しばらくは外食や買ってきて、というパターンが続きそう。

今日のブログはまるで私信になってしまいましたが、
みなさまからのランチ情報、お待ちしております。

ファーストフード

ちょっと話はそれますが、先日、お昼前にお腹が「ぎゅるるる〜」と鳴るのがイヤ、
という人とお話をしていました。

私もつい数秒前にお腹が鳴りましたが、
これは胃腸さんが「次のごはんさん、どうぞ〜」といっている、
健康である証拠なのですって。

なので、鳴らないほうが「胃腸が機能していない」という危機的な状況であるので、
「ぎゅるるる〜」と胃腸が動いている気配を感じたら、嫌がらずに、恥ずかしがらずに、
「機能してるんだね、よしよし」と、胃腸さんをほめてあげてくださいね。


posted by splanet at 12:22 | Comment(0) | 日記

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