春眠、暁、覚えてますか〜?
「中の人」Yでございます。
本日はYの日記でございます。読んでも特にお得情報とかは、ない。
ヒマがつぶれる可能性は、あります。
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「流しの事務員」「さすらいのお手伝い」である、Y。
47歳にもなって目指しているものがございます。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、不肖Y、
「クリエイティブライター(ざっくり)」という職業を目指しておりまして、
今年に入ってから「とらのあな」で養成ギプスをつけながら(比喩)、
血の汗を流し、涙を拭かずに老眼にムチ打ち、
もろもろがんばっております。
さて。
「とらのあな」をちょっと伏せながらも、ご紹介。
アニメやさんじゃないですよ。
「Tiger's Cave Wrestling Co., Ltd」の方。
伊達直人さんの、アレです(比喩)。
Yが目指す職業で既にプロとして20年活躍されているA先生に、
月に1度、実践的なアドバイスをいただく講座です。
プラス、A先生の「伴走者」のような役目で、これまた30年近く
第一線で活躍されているB先生が3カ月に1度来札され、指導があります。
入門するには一定基準を満たしていなくてはいけません。
これ、実はなかなか高いハードルなのです。
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「とらのあな」にはジュニアクラス「ねこのあな」もありまして。
これは「とらっぽくなってみたい」というのか、
もうちょっとていねいに言えば、
「とらのあな」ではプロのクリエイティブライターになるため学び、
「ねこのあな」ではクリエイティブライティングをやってみたい、
くらいの差があるわけです。
で。
先日、この「ねこ」と「とら」合同の懇親会が開催されました。
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参加者の構成比は圧倒的に「ねこ」優勢。
「とら」講座では月に1度の課題が必須ですが、
「ねこ」講座では任意です。
課題の量も「とら」より「ねこ」は少ない。
Yは現在、ブログをお読みのみなさまご承知のように、
弘絵さんのところでは「お姫様待遇の丁稚」として、
概ね週に2日、素晴らしい環境で小指を立てながら
某マリー・アントワネットさんのような気分でお仕事をしております。
しかしもうひとつの事務先では、週に3日、
某おしんさんのように大根もちをほおばりながら(比喩)、
08:30〜24:30まで(わりと事実)、
日中は「若いモン」をどやしつけ、
夜は夜なべする母ちゃんのように「書きまくる」業務を行っておるのです。
週7日あるうち、週2回は健康のためバレエのお稽古に行き、
残りは約1.5日。
これを平日のリカバリと「とら」講座の課題作成に当てているわけです。
……個人差はありますが、Yには、なかなか厳しい。
それでも「白いマットのジャングル」に行かねばならぬYなのです。
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懇親会の席で、ある「ねこ」さんが、
A先生に質問をされているのが聞こえてきました。
ねこ:先生、私、どうしても課題を書く時間がないんですぅ〜。
先生:ふむふむ。なぜ?
ねこ:もう毎日忙しくってぇ。
先生:実際、どう過ごしてるのよ。
ねこ:一応、フルタイマーとして働いてますしぃ、
週末は恋人がやってくるので、その相手をしなくてはならないでしょう?
おまけに、愛犬がいましてね、そのお散歩に1日2回行かなくてはならなくて。
先生:平日の夜があるじゃない。犬の散歩のあと。
ねこ:だって先生、朝は4:30に起きるので、
夜は10:00に寝なくちゃいけないんです。
それにね、先生、
月曜日はお風呂の排水溝の掃除とか、
火曜日はキッチンの換気扇の掃除とか、
もぉ〜、やらなくちゃいけないことが、いーっぱいあって!
……だからね先生、課題が書けないんですぅ〜。
このねこさんの訴えに対しての、A先生の回答はこうでした。
男を削れ、男を!
Yも同意見でした。ハイ。
「席替えシャッフル」があり、宴の後半はB先生が、
このねこさんのお悩みに回答されていました。
ちなみにA先生は女性、B先生は男性です。
う〜ん。
やはり彼との時間、
ですかね。
先生たちは宴を盛り上げ、なごませながら、
「プロの道は厳しい」ということを教えてくださいました。
B先生はA先生の「伴走者」ですから、
A先生の「産みの苦しみ」をリアルにご存知です。
A先生がミッションに向かうとき、
まず睡眠を削り、次いで食事を削るのだそうです。
その集中力は凄まじいものがある、と(4日徹夜、とかね)。
職業病と言ってしまえばそれまでですが、
手首を使い過ぎて腱鞘炎の手術も複数回受けられているとのこと。
仕事への取り組みはさまざまなスタイルがあるでしょう。
ちなみにYは「収入」と「世間」を削ってます。
弘絵さんのところで労働するのはYを拡充こそすれ(心身腹ともに)、
もうひとつのほうは圧迫一辺倒です。
ですので、こちらを削ります。
ありがたいことに、Yがなぜパートタイマーで仕事を探しているか、
ということをご理解いただいているので(とらとしてリングに上がるため)、
これにより評価が下がる、ということはありません。
「なるべく早く、戻ってきてね」くらいです。
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潜在的に「とら」になりたい人は多くいると感じます。
Y自身、よく「とら願望」がある人とお話をすることがあります。
Yは去年、
「おいゴラァ、お前、マジでとらになる気かよ」と問われるような
「お試し」を経験しました。
ホントに
やりたいの?
クリエイティブライティングに限らず、
仕事でも恋愛でも人生のさまざまな場面で、
この「ねこ」と「とら」のはざまで迷うことがあることでしょう。
Yは手厳しい「お試し」を経験し、ある種の迷走期間を経て、
覚悟
を手に入れました。
あと不足しているのは「技術」と「経験値」だと考え、
「とらのあな」の扉をノックし、現在に至るわけです。
誤解して欲しくないのですが、
Yは「とらであるべき、ねこは死ね」と言いたいのではありません。
ねこのまま、とらになりたいと鳴きつづけるのもよいでしょう。
ねこはねことしてまっとうするのも、もちろんありです。
ただし、とらになりたければ、とらになるべく生きなければ、
とらになることはありません。
Yのように意識的に生きるか、
あるいは無意識のうちにとらになるためのレールにのっているかの差はあれど。
つまり「自分にとっての、ホント」は、どっち? ということ。
「ホントにやりたいの?」からスタートし、
「それでも?」「それでも?」「それでも?」と自らに問い続け、
「それでは」と計画し、動く。
「ふらふら迷う」ということすら、やりたいことなのかもしれません。
白黒以外に答えはいくつもあって、それは自分にしか得られないもの。
あなたたちがやるしかありません。
誰も変わってあげられないの。
A先生からも、B先生からも愛情に似た熱意を込めて、そういわれました。
Yはホントにもう、首がもげるほどうなずきました。
これはホントにYの日記ですので、これでおしまい。