Yでございます。
先日、大通から西11丁目方面へ行く用事があったついでに、
雪まつりを覗いてきましたよ。
今年で
69回目!
……いやはや。
マイマザーの1コ下、来年は古希を迎えようとしているビッグイベントです。
北海道のある種の歴史が150年なんだとしたら、
半分に満たない程度です。
……思えば遠くへ来たもんだ。
本日のブログは、告知等は一切ありません。
たまにそういう日も、いいでしょ。
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雪まつりの思い出で、その人の歴史のようなものが見える気がします。
弘絵さんは福岡のご出身で、
東京でCAをされていたわけで、
結婚してから雪まつりを体験されている。
Yは、と言えば、生まれも育ちも、ほぼ札幌市中央区。
どちらかというと「雪まつりの後の居酒屋」目的の大人たちと
大通会場とすすきの会場を見学し、
いとこたちや同級生と一緒に真駒内会場
(2005年に終了。さとらんどを経て、現在はつどーむ会場にて開催)に行き、
滑り台全制覇
を、狙っていたわけです。
おしりをしゃっこくしてね。
いや、懐かしい。
かつて、
「真駒内会場(陸上自衛隊真駒内駐屯地)」で
立入禁止区域に入ったり、閉園後に敷地内にいると、
子どもでも容赦なく銃殺されるとゆー噂がまことしやかに流れたり。
(概ね、いとこの友だちが命からがら逃げてきた、という武勇伝になるのです)
幻のモスクワオリンピックのマスコット「こぐまのミーシャ」の雪像があって、
それを図工の時間に描いたりね。切なかったなあ。
雪像の目が赤く光ったと言ってはギャーギャー盛り上がったもんです。
もうちょっと大人になれば、
市民雪像を一緒につくると、恋におちる、という都市伝説があったりね。
当然「雪まつりに行くと」別れるだの浪人するだのというバージョンもあるわけです。
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今年、ひとりフラフラ用事のついでに歩いてみると、
オータムフェストもびっくりなくらい、
飲食エリアが多いことに気づきました。
ほんの数年前(結婚していた頃なので5年以内くらい)まで、
飲食エリアは2・3丁目と7丁目くらいにしかなかったのに。
商魂たくましいなあ、と思うと同時に、
Yは放っておくと「イベント全制覇」グセがあるので、
誰かと約束しなくてよかった、と心から思ったものです。
おいしそうなもの、いろいろありました。
Yは手を出しませんでしたが、
焼酎のお湯割りや、ホットモヒート、ホットワイン、そんな温かいお酒。
あとね、雪まつりならではだなーと思ったのが、
蟹
です。
ズワイかな? タラバかな?
串に刺したでっかいのが売ってました。
あとは牡蠣ね。
「イベント牡蠣らー(イベント時に牡蠣を食らう)」なY、
よっぽど近づこうかと思いましたが、
スイッチが入るとフツーの居酒屋さんもびっくりの会計になるため、
その後の用事を考慮し、やめておきました。
面白い〜、と思った、こちら。
離島キッチン。
ご存じでしたか? Yは今回の散策で初めて知りました。
雪まつり会場には移動キッチンが出ていましたが、
実店舗もあるようですね。
お店としても楽しいし、ビジネスモデルとしても興味深かったです。
ほんの数年前まで。
プロジェクションマッピングを見ようとしたら、
そのイベントはパニックになり、中止を余儀なくされるなどしていました。
今、中心部に近い雪まつり会場でプロジェクションマッピングは、
当たり前の仕掛けになっています。
怪獣の目から赤い光が出てた、という時代が懐かしいです。
ほんのちょっと前まで、Yと同世代の子(あえて「子」と言います)は、
「若手リーダー」と呼ばれていました。
今では「トップ」とか呼ばれてみたりしています。
そういう子が増えてきました。
同級生には孫が出来はじめ、多くの友だちは子どもの受験でアップアップしています。
ちょっと前まで、雪でできた怪獣から発せられる赤い光に大騒ぎしてたのにね。
今では老眼鏡について導入を検討してたりするのです。
ホントに遠くに来ちゃったのか。
遠くに来ちゃったフリをして、
赤い光にギャーギャー言っていた頃と変わってないのか。
雪まつり会場を横切るだけで、いろいろなことに思いを馳せました。