お寒うございます。
どうも。
S.PLANETの流しの事務員・さすらいのお手伝い、
「中の人」Yでございます。
ちなみに「中の人」とは? と、問われることが増えてきたので、
うぃきを貼っておきますね。
中の人など、いない!
●
先週、神戸空港からビューン! と、
三花(みか)先生がお花と共に(実際は別便)で来札されました!
ステキでしょ〜♪
4月の講座開催時にはお会いできなかった、Y。
お会いできるのを楽しみにしておりましたの。
ちんまり、三花先生。
現在、西宮市にお住まいですが、
長く京都の奥座敷と呼ばれる地にお住まいでした。
山里で「和の自然」に親しみつつ、古都・京都の街で、
万葉の文化を現在のライフスタイルに取り込む、
生け花を中心とした暮らしのつくり方を学び、
現在はその学びの伝道師として関西で広く活躍されています。
使い慣れたナイフが、キラリと光ります。
実はこれ、手荷物検査で引っかかり、
三花先生、すわテロリスト??? という事態になったそう。
三花先生は、
テロリストでは、ございません。
お花のお稽古前、お花の水揚げやオアシスの手入れなど、
たくさんの準備を、チャキチャキとされていましたよ。
この日のお花材。
ラインナップ。
読めますか?
このリストをふむふむと読める人、素晴らしい。
きっとお気づきですね。
そう、冬にいい匂い、な、植物が多用されているのです。
スカッとするようなね。
杉やユーカリね。
もう、オフィス中が「いいにお〜い」でした。至福。
実はこの日、ゼイタクにも
セミプライベートレッスン
状態に。
いつも学びに来てくださる、気心知れたNさんが生徒さんだったので、
Yの「へっぽこマエセツ」も吹っ飛ばして、優雅な時間の始まりです。
弘絵さん。
真剣にバラを眺めています。
が!
いやもうね。
Yは改めて、弘絵さんが「小学4年生男子」のマインドだったんだと気づきましたよ。
……。
褒めてる。褒めてる。
天真爛漫とは、この人のこと。
ざっざっざっと、花をオアシスに刺していきます。
そうか。
この真剣モードな写真しか残っていないのは、
Yが大胆に花を生けまくる弘絵さんに驚いて
「弘絵さん! 茎の処理、忘れてますよ!!!」とか突っ込んでたからだぬ。
それにしても。
この小学生男子弘絵さんが天真爛漫にぶっ刺しまくったアレンジメントですが……。
写真が上手でなく、残念です。
でも、パッと華やいで、素敵でしょう?
もちろん、多少の三花先生のアドバイスや修正が入ってはいます。
そんでもって。
ちょっと、わかりにくいかな。残念。
こちら、Nさんの作品です。
Nさんはもともと、池坊でお花をたしなんでらした人。
弘絵さんの元気で天真爛漫なアレンジメントとは異なり、
空間や緑のあしらいにゆとりをもたせた、
いわば「大人のアレンジメント」でしたよ。
今回のアレンジメントでは、
お皿のみ、自宅から持参していただきました。
でね?
弘絵さんのは洋皿の丸いプレート。
Nさんのは九谷のような絵付けの楕円のプレートを使ったんです。
お花とキャンドルは、ふたりとも同じ。
で、上の写真をご覧いただければおわかりかと思いますが、
どちらもステキに仕上がってますでしょう?
さにあらず。
ちょっと実験をして、
弘絵さんのお花を、Nさんのお皿に。
Nさんのお花を、弘絵さんのお皿に載せてみると……。
違和感!
( ゚Д゚)
不思議です。
花材は同じ。
オアシスの切り方も同じ。
アレンジメントをどの場所に置くか、というのは若干違えど、
どうですか? みなさん。
写真で見ても、差って、なさそうに見えません?
でも、お皿を変えた途端に、
もっそい違和感あるアレンジになったんですよ……。
ということは、ですよ?
いかにオリジナルか、ということ。
一期一会。
唯一無二。
焼肉定食。
……( ゚Д゚)
まあ、最後のはおいといて。
Yは「あしらう」というものの奥深さに驚愕した瞬間でした……。
また、今回の三花先生のお花のチョイスは、
「枯れゆくことも、愉しむ」が、サブテーマにあります。
まるで人の一生のように、みずみずしく咲き誇るところから、
よい匂いを放ち、どんどん軽くなり、やがて朽ちていく。
その様子さえ、鑑賞させるような作品なのですよ。
いやもう、奥深い。
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三花先生、次回は「季節のよいとき」に再来札されるよう。
今回、受講できなかった方、ぜひその機会をお見逃しなく!
また、三花先生は地元で「山遊び・野遊び」の活動もされています。
野山を歩きながら、植物と戯れ、
山里のカフェでひとやすみしたり、
あけびのつるで素朴なカゴを編んでみたり。
そんな素朴でゼイタクな遊びの時間の中で、
万葉の文化に触れてみませんか?
「わ♪ 素敵」と思われた方、
ぜひ、次回の三花先生の講座にお越しくださいね。