Yでございます。
3月のS.PLOUNGE、
オモテヤアケミ先生の手描きPOP講座のお席に、まだゆとりがございます。
「手描きPOP」イコール「お絵描き」という躊躇をされている方。
たいへんもったいない!
どちらかというと、
「ことばによる表現」を学ぶクラスかと思います。
しかしながら、開催日の3月22日(水)って、年度末の締め日とか、
そういう「ちょっと行けそうにない」日程だったでしょうか?
そうそう、
「Yちゃん、文章お上手ですね。(ありがとうございます♪)」
「どうしたら、そんな風に書けるんですか?」
「今度、教えてください♪」
と、おっしゃっていたみなさん。
この講座に来たらよいです!
ホントだよ♪
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さて、Yは「村上主義者」です。
あ、間違った。
村上隆昭先生、ではありません。
そうそう、7月にまた来札されます! こうご期待♪
で、「村上主義者」というのは、
いわゆる「ハルキスト」と呼ばれる人たちのこと。
先日、新潮社から新刊『騎士団長殺し』が発表された、
村上春樹さんの愛読者のことをいいます。
村上春樹さんご本人がそう名乗るように、とおっしゃっております。
『騎士団長殺し』新潮社公式サイト
Yは高校生の頃からの主義者ですので、筋金入りです。
ホントに話題ですね。
初版の発行部数も100万部? すごいです。
インターネット上でも、感想や書評や解説がわーっと。
Yは主義者ながら、まだ手に取っておりませんが、
もう読んだのと、同じくらいの情報が目に飛び込んできております。
ですので、もう「読んだ気」になっている、と言っても、まあ間違いはありません。
でも、読んでない。
「小説を読む」というのは、
あらすじやディテールの情報を俯瞰するのではなく、
文章を通して「小説世界に旅に出る」ことを指すわけですから。
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Yはチビの頃から「そこそこの読書家」です。
ですが、就職し、特に仕事で人を育てる立場になった頃、
あるいは、結婚生活を送っていた頃「小説を読む」という行為から、
少し距離を置いておりました。
いわゆる「モテ本」と呼ばれる自己啓発本を自分と、後輩ガールのために読んでみたり、
「便利な常備菜」「シンプルお片付け」「効率の良い家事」の本、
「美しいオトナの女性になるために」「モテてモテてウハウハなお金持ちになる方法」
「ほにゃらら健康法」など、情報を得るための読書に終始していました。
「必要に迫られて」と言ってしまえばそれまでですが、
見方を変えれば「小説を読む」ことを「避けてた」という言い方もできます。
「冒険の旅に出ることに、躊躇していた」という感じ、でしょうか。
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S.PLOUNGEの講師の先生方とお話しをしたりしていて、
コミュニケーションにおいてとても重要なファクターのひとつに
「ボキャブラリー」があると気づきました。
ケータイ文化の流れから、言葉を省略することが多くなり、
絵文字ひとつで気分を伝えるようになると、
コミュニケーションの速度は上がるけれど、深度が浅くなり、短絡的になりやすい。
いわゆる「キレやすい」人が増えてしまった要因です。
では、ボキャブラリーを増やすには、どうしたらいいか。
そのひとつは「小説を読む」ことだと感じています。
小説は文章を目で追いながら、
読者の体内でその世界を五感で疑似体験すること。
想像力をフルに使う行為です。
映画や演劇、テレビドラマ、あるいは漫画でも「物語」に触れられるので、
これもひとつの「ボキャブラリー増強法」になり得そうですが、
小説にはかなわないかも、と思うのです。
小説において、想像力を刺激するのは、「ことば」だけです。
言葉の連なりから、痛みを感じたり、空間の広がりを体感したり、
その場所の匂いを嗅いだり、皿の上のひとさらに舌鼓を打ってみたり、
さらには、まるで自分が感じているかのように、
「ことば」の連なりでつくられた「彼」に恋をしたり、憎んだり。
シンプルにして、この、奥深さ。
みなさんは「好きな小説家」を挙げられますか?
こんな気分のときは、この人の作品を読む、といった「小説処方箋」もあるでしょう。
小説の「ガチガチと構築された世界」のハードルが高ければ、
気軽なエッセイも、ちょっとした「物語」に触れることができるかもしれません。
かくいうYも『騎士団長殺し』を手に取る前に、ウォームアップとして、
『村上ラジオ』というエッセイを久しぶりに手に取りました。
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「面白い小説を教えて」と、ときどき言われますが、
厳密には「それはあなたにしか見つけられませんよ」とYは思います。
インターネット上の『騎士団長殺し』の評をぼんやり眺めながら、
これまた村上春樹さんの『職業としての小説家』を再読しました。
どうやら、小説の評価、というのは、
最終的には「好きか」「嫌いか」だけのようです。
優れた小説は、多くの人の意識の深い部分にコミットし、スイッチを入れます。
まあでも、書評家でもない限り、
いちばん大切で確かな選択は、「好きか」「嫌いか」が絶対です。
本屋さんに行き、装丁を眺め、手に取ってページをめくり、
並んだ文章が「好きそう」か「ダメそう」か。
そんな選び方が一番カンタンで、確かです。
……昨日も寝る前に『村上ラジオ』を読んだからかなあ。
いつもと違う、長文になっちゃいました。ごめんなさい。
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ちなみに最近のYの「お宝発見」読書体験は、
今更ながらの北大路公子さんのエッセイです。
抱腹絶倒!
札幌在住、という点も、こう、
トスカーナで飲むワイン、みたいな感じ?(違うか)

