夏はバテ気味です。
というわけで、みなさま、いかがお過ごしですか?
本州方面の猛暑に勝てる気がしませんが、
エアコンが標準装備ではない、この北海道。
エアコン嫌いのYにはありがたくもあり、
びっちゃびちゃの雑巾(着ている服)を片っ端から生み出す自分の身体にも、
「どうしたもんじゃろのう」という感じです。
こんな夏には、どんな「養生」をすればいいの?
というお話し含め、先週、8月9日(火)に開催されました「S.PLOUNGE」。
西区二十四軒で治療院を経営されている「ひな先生」ふたたび登場です。
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5月開催時と同じテーマ、東洋医学の養生の基礎のお話しでしたよ。
【開催報告】ひな先生の東洋医学の養生と、ココロとカラダ講座 Vol.1
受講者の感想です。
【受講前】
「気をつけるべき養生法」という項目が気になって申し込みました。
自分の身体の声をほとんど聞いていない状態だと実感しました。
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【受講後】
気を巡らせる事を意識して、
今日学んだことを早速日々の生活に取り入れてみます。
【受講前】
体の不調が少しでも楽になればと思いました。
また、子宮等の病気を未然に防ぐことはできるか。
↓
自分がいかに気が滞っているか実感しました。
旬のものを食べることの大切さ。
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というわけで。
東洋医学に興味を持たれるみなさんは「養○酒」のCMでおなじみの
「7の倍数」で「あら、自分がそうじゃない?」と気になり始めるようです。
あと女性は婦人科周辺の不調ですね。
最近は、さまざまな情報を得る手段がありますから、
「血流」「冷え」などをキーワードに、もうちょっと深く知りたい、
と思われるようです。
東洋医学って「平和な時期に実践される」医学なんですって。
なるほど、抗生物質が飛躍的に医療に導入されたのは戦時下、
「あと1週間生きられる兵士を確保するため」という動機があったとか。
「骨に至ったら終わり(死)」→「五臓六腑の段階で治す」のが東洋医学なんですって。
ひな先生は漢方の紹介もしてくださいます。
葛根湯を飲むタイミングは「なんか寒いな」の段階なんですって。
また「食」にも詳しいひな先生。
その土地の旬の食べ物をいただきましょう、というベーシックな知識のほかに、
「関西人のキャラは牛肉文化のせい」
「10歳までは偏食でOK」
なんてお話しも。
実は「子どもの偏食」って、その子の「体質」の表現でもあるんですって。
例えば「ゆでたにんじんばかり食べる子」「白いごはんだけ食べる子」なんて、
ちょっと不思議な食べ方をする子って、確かにいますね。
この日のお話しで興味深かったのは、
「ブロッコリーばかりを食べ続ける子」のお話し。
ちょっと常軌を逸した偏食っぷりだったそうですが、
抱えていた病気が治癒したとたん、その偏食はなくなってしまったのだそうです。
よく調べてみると、ブロッコリーのある成分は、
その病気を治すための有効成分だったそうで、身体って素直なんだなーと思いました。
身体の声を聴く。
今の私たちの暮らしって「健康情報」が飽和しきっていて、
何をどうすればいいのか混乱しがちです。
例えば女性に多い「便秘が続いているからヨーグルトドリンクを飲む」。
もしかするとその便秘は冷えから来ているかもしれなくて、
冷蔵庫に入っていたヨーグルトドリンクでは、よけいに消化器の動きを鈍くしかねません。
本当の健康って、自分の心と身体が仲良くなっていること。
Yは自分に甘く、他人に厳しいという方針を一応とっていますが、
もっともっと自分を甘く、自分の望むままにやらせてあげようと思いました。
小さなお客さまのために。
「ぼくのかおをおたべよ!」
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身体以外にも、心もちょっと疲れちゃったな、と思ったら、
ひな先生に診てもらってはいかがでしょう?
東洋医学は「できるだけ、手前で」が基本ですよ。
ひなはり灸治療院